SINBIの摂食障害カウンセリングは、対人関係療法を基礎に取り組んでいきますが、
必要に応じてイメージ療法(催眠療法)を上手に取り入れていくことによって素晴らしい結果を得ることができています。
摂食障害のイメージ療法(催眠療法)
摂食障害のイメージ療法(催眠療法)
摂食障害はイメージ療法(催眠療法)を上手に取り入れて
例えば、過去の問題を解決して自己受容していく
現在のマイナスの気持ちを軽減していくためには、過去の問題の整理や受容そして癒しがとても大切になってきます。
対人関係療法のみでカウンセリングしていく場合には、じっくりとお話を伺い、出来事・気持ち・行動を整理していくことになります。ただ、それだけで充分な場合はいいのですが、深い心の傷を負っている場合には深い癒しが必要になります。そのような場合には催眠療法やイメージ療法をお薦めしています。
特に催眠療法やイメージ療法が必要なケースは過去に大きな出来事があってトラウマになっているようなケースが多いのですが、必ずしもそうではなくても、現在の自己否定感が強くて自分を受け容れることができない場合にもとても有効です。
摂食障害を克服していく上で重要なところは、自己を再構築していくことです。
現在は、もっていき場のないモヤモヤやイライラの気持ちを抱えていてどうにもできずに摂食障害に繋がってしまっているのですが、摂食障害の克服のためには心のバランスを整えていく必要があります。
そのためには、まず自己受容がとても大切です。 自分を好きになるということです。自分を好きになっていくには、まず過去の癒しがとても大切です。そこは催眠療法やイメージ療法がとても得意とするところです。過去が癒されると自分を受け容れられるようになっていきます。
自分を受け容れて好きなっていき、さあ、それでどんな自分になっていけばいいのかということが見えてきます。新しい自分、なりたい自分です。摂食障害を克服できている自分です。ここではじめて目標設定ができるわけです。
太る恐怖への対応として
摂食障害を克服していく上で大きな障害となるのが、
“太ることへの恐怖”
です。
基本的には対人関係療法で心のバランスが整うことによって、太ることに対する恐怖も和らいでいくものです。
ただ、心のバランスが整った後でもかなりしつこく太ることへの恐怖感が拭いきれないケースが多々あります。それは、子どもの頃にあった、太っていることに端を発したイジメの影響であったり、イジメまではいかなくとも、太っていることによってとても嫌な思いをさせられて、太っていることへの否定的な気持ちが潜在意識に強く焼きつけれているようなケースです。
また、更によくあるケースとしては、拒食症で極端な低体重に陥ってしまったような場合で、体重が100g増加することに対してでも極度の恐怖を覚えてしまいパニックになってしまうといったようなケースもあります。
このような太ることへの恐怖心を抱えている場合にも、催眠療法やイメージ療法が有効に機能していくことになります。 催眠療法やイメージ療法でやっていくのは、過去に抱えてしまった恐怖感の払拭やこれから体重が増えていくことへの恐怖感の軽減、体重が増加していく未来の自分の受け容れていくといったプロセスをスムースに行っていくというところになります。
イメージ療法(催眠療法・ヒプノセラピー)とは
あなたは、催眠療法(ヒプノセラピー)と聞いてどのようなイメージが浮かびますか? きっとあなたは、催眠療法というとテレビでよく見る催眠術を思い浮かべるかもしれません。でも、当メンタルオフィスSINBIで行う催眠療法は少し違うものです。心理療法として行う催眠療法は、とにかく催眠にかけて暗示を入れていく方法とはまるで違うものなのです。
暗示は確かに効果的な面もありますがやがて薄れていくものです。本当に効果的な療法は根本的な原因にアプローチして全人格を対象に変革を促していきます。それは、ホリスティック・セラピーと言われるものです。ですので、多少時間を必要としてきますが、あなたの全人格にアプローチするので、今後のあなたの人生に大きな変革を伴うものとなっていきます。もちろん、よい方向へと導きあなたの最高の人生をサポートするものとなっていくことでしょう。 催眠療法にはいくつかの方法があります。それぞれの催眠療法のポイントについて簡単ですが以下でご案内いたします。
催眠による退行催眠療法
暗示ではない催眠療法でよく使われるのが退行催眠です。 トラウマを抱えていたり、過去の出来事がうつ・神経症や恐怖症の原因になっている場合によく使われる療法です。ただ、退行催眠といってもそのやりかたによって大きな違いがでてきてしまいます。よくある大きな間違いが退行催眠によって再体験するという方法です。再体験して感情を放出すれば癒されるという方法ですが、残念ながら再体験していくら感情を放出しても何の解決にはなりません。退行催眠で重要なのは客観的に体験して、トラウマや嫌な出来事を外部化し自分から切り離していくということです。メンタルオフィスSINBIで行う退行催眠は、完全に自分自身から切り離しておこなっていきます。そこに大きな苦しみや感情の再体験は必要ないのです。
催眠による胎児期退行療法
退行催眠で特徴的なものに胎児期退行催眠があります。胎教の重要性はあなたもよくご存知だと思います。赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいるときから様々なものを吸収しています。お母さんが赤ちゃんに話しかけたり、音楽を聞かせたり、お母さんの体調を整え良い心の状態を保つことがとても大事だと いうことはすでに常識となっています。また、バーストラウマと言われるものがあります。ご存知でしょうか? 胎内での居心地や出産時の状態によって赤ちゃんがトラウマを受けてしまうというものです。逆子であったり、へその緒がからまったりと難産を経験している、帝王切開で生まれたり、薬を投与されていたり、早産であったりと普通と違う苦痛を体験している場合です。更には出産時のお母さんの状態がよくなかったり周りの環境が悪かったり、生ま れてくることが歓迎されていなかったりといったなんらかのストレスを受けているケースです。バーストラウマの影響は様々なところ取り上げられるようになってきています。 本人には記憶がないので、バーストラウマが大きな影響を与えているなど知る由も ありません。胎児期退行催眠では、胎児期に遡り、胎児期に受けたネガティブなイメージを 書き換えていきます。そのことによってあらたな自己イメージというものを再構築 していくことが可能となります。
イメージ療法(催眠療法)と対人関係療法を組み合わせて
ここで紹介する克服法は、催眠療法と世界的・科学的にその成果が証明されている対人関係療法をあわせておこなう療法です。
対人関係療法に催眠療法を取り入れることによって、摂食障害克服への道はより確実な結果を得られるようになってきています。
それは潜在意識を扱うからです。
その方法は大きくは3つのステップから構成されています。
ステップ① 抑圧された無意識へのアプローチ
潜在意識下にある心の傷や満たされなかった過去の欲求を満たしてあげます。
それは、深い癒しと意識の変容が伴うものです。
摂食障害を患う人の多くがこの問題を抱えています。
十分な愛情を得ることができなかった、深い心の傷を抱えているというものです。
ステップ② 自己の再構築
摂食障害を患っている人の多くがどうしようもない自己否定感を抱えています。
とても自尊心が低く、またそれはしっかりとした大人の自己が構築されていないということです。
自己肯定感を育み、自尊心を向上させて、新たな大人の自分を再構築していきます。
ここでも、催眠療法やイメージ療法などの潜在意識を扱っていきます。
ステップ③ コミュニケーションスキルの習得
摂食障害の元となるエネルギーは、持って行き場のない抑圧された感情です。
この感情は、コミュニケーションスキルを磨くことによって克服されていきます。
主にここでは、世界的・科学的に証明されている対人関係療法の方法を取り入れて実践的に対人関係のあり方を克服していきます。
典型的な事例
摂食障害を患う人の典型的なパターンは以下のようなものです。
・両親が忙しいなど様々条件による幼少期の愛情不足
・スキンシップ不足や条件付き愛情で十分な愛情で満たされていなかった
・両親が厳格で厳しく、いつもとてもいい子でいた
・子どもらしくした経験のないアダルトチルドレン
・上記のような状況で、持って行き場のない感情を常に抱えていた
どうなってしまうのでしょうか?
何か満たされないもの、行き場のない感情などを抱えて、親には言えない、ぶつけられない・・・・
そのエネルギーは外へと向かったり、外でも発散できないと過食のエネルギーとなっていきます。
あるいは、拒食へと向かい、自己否定や自己コントロールのエネルギーへと向かいます。
そのような状況下で、ダイエットが始まると自己否定感などから異常なものになりやすく、そのダイエットの反動が異常な過食衝動へと繋がっていきます。
そして、強い痩せ願望から過食嘔吐を繰り返す悪循環へと陥っていきます。
どうように療法を進めていくのか。
セッションで行われる実際の手順は以下のようなものです。
- [1]抑圧された無意識へのアプローチ
-
多くの人が幼少の頃満たされなかった欲求を無意識下に抱えています。
ここでは退行催眠などで幼少期に遡り、こども頃を満たしてあげる癒しを施したり、本来の自分による生まれ直し体験などを通して潜在イメージの変容を図っていきます。
また、必要に応じてインナーチルドレンの癒しなども行っていきます。 - [2]自己の再構築
-
ここでは催眠療法やイメージ療法で本来のあるべき自分を再構築していきます。
まずは現実の自分を客観的に捉えます。今の自分をしっかりと見つめ直すことは
とても重要なことです。
そして、次に理想の自分をイメージ化していきます。 過去が理想の状況であれば、本来の理想の自分はどのような自分なのかということを把握していきます。
そして、現実の自分と理想の自分を踏まえた上で、これからのあるべき自分像というものを再構築していきます。 - [3]コミュニケーションスキルの習得
-
ここから現実的な取り組みになっていきます。まずは実際の自分のコミュニケーションパターンを明確していきます。
そして、あるべき自分になってあるべき自分での対人関係再構築いくためには、どのようなコミュニケーションを図っていけばいいのか。
コミュニケーション分析とあるべき姿を描き、コミュニケーションスキルを実践的に習得していきます。
これら3ステップを踏んでいくことによって、自己イメージは変容し自尊心は高まり、コミュニケーションスキルの向上によって、対人関係は克服され、持って行き場のない感情は大幅に軽減されることによって摂食障害は克服されていきます。
摂食障害の対人関係療法カウンセリングコース
いちんばんお薦めしているコースになります。
このコースを選んでいただき、必要に応じてイメージ療法(催眠療法)を取り入れていくことをお薦めしています。
イメージ療法(催眠療法)による摂食障害克服コース
こちらはイメージ療法(催眠療法)単独のコースになります。
長年摂食障害に取り組まれている方には特にお薦めです。(未成年の方にはあまりお薦めしておりません)
初回(90分) | 2回目(120分) | 3回目以降(60分) |
---|---|---|
10,000円 | 20,000円 | 10,000円 |
全6回のコースです。
催眠療法 1回完結コース
長年摂食障害に取り組んできており、カウンセリングも受けていて自分の問題が明確になっている人向けのものです。特定の問題に焦点を絞り、退行催眠やインナーチャイルドセラピートラウマセラピーを施します。まずは1度試してみたい、1回だけでどうにかしたいという人もどうぞ。
120分 |
---|
20,000円 |