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摂食障害と仮面

摂食障害と仮面

仮面ができあがっていくプロセス

さて、“痩せていなければ価値がない”という信念を抱える仮面は、最終的な結果として出来上がった仮面であり、それは結果として現れてくる病気の症状である。
だから、その摂食障害の症状が発症してきたプロセスを辿り、その源にある問題は何なのかということを明らかにして、その問題を解決していくことが摂食障害を治すということに繋がっていくということでした。

それでは、何が最終的な信念、
“痩せていなければ価値がない”
を抱えた仮面をつくりあげたのか?
そのプロセスを順を追って見ていきたいと思います。

仮面には3つのタイプがある

まず、仮面についてですが、
仮面には、先にあげた3つのタイプ、
◆いい人仮面  ◆強がり仮面  ◆クール仮面
の仮面があります。
そして、仮面の下には前に触れたインナーチャイルドが潜んでいるわけです。
仮面が抱える信念というのは、実はインナーチャイルドが抱える信念の事を指しているのです。
“痩せていなければ価値がない”という信念もインナーチャイルドが抱えている信念なのです。

このような、インナーチャイルドが抱えている制限的な信念のことを、コアビリーフと呼んでいます。

仮面が抱える信念

コアビリーフ=制限的な信念の一部を紹介すると

  • 私は見捨てられる
  • 私には存在価値がない
  • 私はありのままの自分では愛されない
  • 私はそのままの自分ではいけない
  • 私は無能で弱い人間だ
  • 私は誰からも愛されない
  • 私は失敗する
  • 私はダメな人間だ

といったようなものです。

インナーチャイルドができあがり、このようなコアビリーフを抱えてしまうのは、愛情希求したのにそれが得られずに、心に傷を負ってしまうからなのです。
そして、この心の傷と同じ思いを2度としたくない、知られたくない、触れたくないという思いから仮面をかぶっていくことになるのです。
仮面の下には、心の傷を抱え制限的なコアビリーフを抱えたインナーチャイルドが潜んでいるわけです。
これらは、“痩せていなければ価値がない”といった信念を抱える仮面をつくりあげた、重要なポイントになるところでもあります。
ただ、これだけではわかり難いかと思いますので、次に具体的な事例を紹介しながら見ていきたいと思います。

それでは摂食障害は具体的にどのように克服していけばいいのでしょうか?

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