ここまで紹介してきた、裕美さんの事例は、ご理解いただけたでしょうか。
それでは、ここからは、“痩せていなければ価値がない”という信念ができてしまい、その仮面に支配されて、摂食障害が発症していってしまうメカニズムを整理していきたいと思います。
まずは、仮面ですが、仮面には、
- いい人仮面
- 強い人仮面
- クールな人仮面
の3タイプがあるということでした。
仮面は、よく言われている、”いい人仮面”だけではありません。
その仮面は、幼少の頃に何らかの心の傷を母親との関係性の中で負ってしまい、それ以外の場合もありますが、そのような心の傷を隠すために仮面をかぶっていくということでした。
本当の自分が傷ついてしまったので、どんどん本当の自分を隠していきます。子どもにとって、お母さんは絶対的な存在で、ちょっとしたことで、傷ついてしまうのです。