とにかく食べるのが止まらない!!
お腹はいっぱいなのに食べ続けてしまう!!
苦しくなるまで詰め込まないと気が済まない!!
過食ではよくあることで、ほとんどが感情がらみで食べています。
(身体の飢餓反応や身体の異常によるものは別に考える必要があります)
それは、単純なモヤモヤやイライラといった持って行き場のない感情
の場合が多いのですが、それだけではありません。
まず多いのが、
”さみしさ”
を食べて満たそうとしている。
この ”さみしさ” も一時的な ”さみしさ” ならいいのですが、
深いところに幼少の頃から抱えている ”さみしさ” である場合には、
セラピーによるケアが必要になってきます。
そして、
最近、カウンセリングをしていて、とても多いなぁ~と感じているのは、
”解放”
のための過食です。
常日頃、緊張が強くて、それから解放されるための過食です。
”仕事が終わった後”
”休みの日”
”人と会った後”
”やっと終わった、解放された、さあ食べるぞ!!”
といった感覚の過食です。
これが、普通の1.5人前~2人前程度で終わればいいのですが、
そうはいかない。 異常に食べ続けてしまう・・・・・・
酷い場合は、やはり解放感だけではないようです。
そこに、”さみしさ”や”イライラ”や”自己否定”など様々な感情が絡みあって
いると更に酷いことになってしまいます。
ただ、この緊張からの解放で食べるというところもしっかりみていく必要があります。
”本人が気づいていない”
場合がほとんどです。
外の世界で緊張が強すぎることに本人がなかなか気づかないのです。
過食はそのバランスを取るために起きているものです。
”人に迷惑をかけてはいけない”
”人に嫌われてはいけない”
”人よりも優れていなければいけない”
”人の機嫌を損ねてはいけない”
”周りに合わせなければいけない”
”平和を保たなければいけない”
”愛されたい! 認められたい!”
などなど、外に出ると常に気を張って、人を気にし過ぎて緊張しています。
家に帰るとクタクタになっているわけです。
それで、その緊張を解放して、外での苦労をねぎらい、自分を満たしてあげる
ために過食をしてしまうわけです。
”人に会って疲れきってしまう”
という人はその典型です。
”休みの日は、ぐったりして何もできない!”
という人もそうですね。
それで、
”過食するしかない”
といった感じです。
これを改善していくには、どのようにしていけばいいのか????
まずは、自分に気づいてください。 外で力の入り過ぎている自分に・・・・・
あとは、
”何でそうなってしまったのか????”
というところをしっかり理解していくことが大切です。
そこを辿っていくと、ほとんどが心の傷に辿りつきます。
辿っていって、心の傷を癒してあげることが大切です。
ここは、可能であればしっかりとカウンセリングを受けて辿っていくこと
がお薦めです。
そうした上で、現在の自分を変えていくということをやっていきます。
”楽にリラックスしてやればいい”
”人に嫌われることがあってもいい”
”人に負けることもある”
”まあ~いいか”
”自分は自分、人は人”
といったような、感覚を身につけながら、対人関係の在り方を
を変えていくようにします。 そこは対人関係療法がお薦めになるところです。
そうやって、コミュニケーションが変わっていって、対人関係が楽になってくてれば、
外での緊張も和らぎ、過食でバランスを取る必要もなくなっていくものです。
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