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過食衝動が落ち着く・・・・

過食衝動が落ち着く・・・・

過食衝動が落ち着く・・・・

2016年10月14日

摂食障害を抱える人は、もともとが、食いしん坊の人が多いようです。



”食べるのが大好き”

”食べている時が幸せ”

私なども結構そうです。飲み食い大好き人間で、ずっと仕事はなんらか

食に関わる仕事をずっとやってきています。

だからこそ摂食障害に関わっているというところが大だと思います。

”食べる楽しみ”

それは、人間の根源的なものでもあります。

命を育むものでもありますから・・・・

さて、それで、食欲というのは、人間の基本的欲求ですから、あって当然なのですが、

それがコントールできないほどの大きな衝動になってしまうのが摂食障害(過食の場合)です。

そこで、食欲をちゃんと見ていくと、2タイプの食欲があることが分かってきます。

それは、

”身体の生理的な欲求”

と、

”感情的な欲求”

の2つのタイプがあるということです。

ですので、摂食障害(過食の場合ですが)を治していくには、

しっかりとこの2タイプを分けて対処していかねばなりません。

そして、わかりにくいのが、感情的な欲求のほうです。

身体の生理的な欲求は、身体が飢餓状態であったり、低血糖症であったり、

満腹中枢のスイッチの異常などからくるもので、ある程度の期間正常に戻せば

治っていくものです。

でも、不思議なのは、入院などして身体機能は正常に戻っても、

摂食障害は治らないということが起きてきます。

これは、”感情的な欲求”が正常に戻っていないということです。

ですので、摂食障害を治していくには、感情的な欲求をちゃんとケアしてあげなく

てはなりません。 それが、カウンセリングになるわけです。

カウンセリングをして、”感情的な欲求”が正常に戻っていくと不思議と過食衝動

は落ちついてくるものです。

その感情的な欲求が何なのか?

というのは人それぞれなのですが、

例えば、多いのは、

”孤独感”  ”さみしさ”

”認められたい”  ”愛されたい”

といった感情的な欲求です。

これらが満たされると、スーッと過食衝動は引いていくということはよくあることです。

過食症で多いのが、

”太ってしまったからもう誰にも会えない!”

といったケース。

傍目からみるとそれほど太っているわけではないのに、

誰にも会えない・・・・友達をどんどん遠ざけていってしまいます。

そうして、孤独感やさみしさを抱えていくことになってしまいます。

これが、益々過食を加速する結果を招いてしまい悪循環へと陥ってしまいます。

だから、カウンセリングでは、友達と会える方向へと導いていくということをやって

いきます。

そうやってカウンセリングをやって友達に会えるようになるとみるみる変わって

いくことになります。

これは、拒食症の場合でも同じようなことがあります。

過食衝動が落ち着くと言うのは、もちろん身体の問題も大きいのですが、

この、感情の欲求が満たされるというところがとても大切なところです。

対人関係療法やイメージ療法ではそこのところ重視してやってるわけです。

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