食べたくない！
痩せたい！
太るのが恐い！
拒食の人が食べない理由は、人それぞれで、
”強烈なやせ願望”
とは、少し違う側面を抱えている人は多くいらっしゃいます。
ただ、それを自分では気づかず、
”ただ、痩せたい！！”
という思いでいっぱいということはよくあります。
ダイエットは単なるきっかけにしかすぎないようです。
拒食の理由のひとつとして、
”自己否定感”
があります。
”私に、価値なんてない”
”生きている意味がない”
”消えてしまいたい！”
”存在を消してしまいたい”
といった自分を徹底的に否定したいという気持ちがある場合。
また、その反対に、痩せていることによる自己肯定感による場合あります。
ダイエットハイになって、
自分をコントロールできることへの満足感。
体重をコントロールできる自分。
そこに、自分の価値を見出しているような場合。
もうひとつ、別の考え方として、子宮回帰願望というものが
あるようです。
拒食で食べずにどんどん小さくなりたい。
どんどん小さくなって子宮に戻りたい。
そしてやり直したい。
幼児に戻って、自分がしたかったようにして、やり直したい。
そんな願望です。
子宮回帰願望というのは、母親の愛情への渇望感からきているようです。
乳幼児期の母親の愛情不足が大きく関わっているようです。
このようなケースの場合には、幼児期に戻って再養育をやってみる
ということがとても効果的です。
また、多いのが、
”注目されたい”
”愛されたい”
”心配されたい”
という思いです。
言葉で上手に訴えることができないので、身体で訴えるというもの。
”痩せれば気づいてくれる”
”痩せこけた姿を見ればわかってくれるはず”
”痩せれば心配してくれる”
そして、いつまでも痩せている状態に満足を感じて・・・・痩せていることに
安心を求めていってしまいます。
”痩せの安心” という拒食の悪循環がここにはあります。
ただ、別の視点から見れば、
ここには、拒食から抜け出すためのヒントも隠されているわけです。
そこはまた・・・・
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