先日も摂食障害のセミナーであった質問について触れましたが、
あと、セミナーでよくあるケースとして、親御さんがご本人を連れずにくるケースです。
その場合、ほとんどが摂食障害の発症初期の段階にあたります。
質問として多いのは、
”本人は病気という認識はなく、普通のダイエットだと思っているのだが、
明らかに異常なので、どのように対処すればいいのか???”
といったような質問です。
拒食症の初期の段階か、過食嘔吐を隠している初期の段階が多いですね。
初期の段階というのは、なかなか認めようとしない場合がとても多いです。
それは、
折角成功したダイエットが邪魔されて、無駄になってしまう!
苦労して痩せたのにまた太らされたら、たまったものではない!
また、自分を否定された!
といったような気持ちが働いてしまい、認めたくない!!!
といことが多いようです。
摂食障害が初期の段階だと、まだあまりマイナス面は少なくて、
プラスが多いので絶対認めたくないのです。
”スマートになれた”
”褒められることが増えた”
”自信がついた”
”楽なダイエット法を見つけた”
”もう嫌な思いをせずに済む”
などなど・・・・
プラス面ばかりの時は、止めようとか治そうなんて思わないものです。
そのような治すつもりのない人をカウンセリングにつれて来てもうまく
いくはずはありませんし、まずはカウンセリングに来ませんが。。。。。
治るか治らないかは、本人に治す意思があるかないかが大きく左右します。
葛藤はよくあります。
治したい自分と治したくない自分の両方がいるといったように。
この場合、両方いても、治したい自分がいれば大丈夫です。
そこは、うまくカウンセリングを進めていくことができます。
さて、それでは、認めない、治したくない人にはどう対処すればいいのか???
ということですが、まず、基本的には、
”食事と体重はそのままでいい!!”
とそこは否定せずに認めて受け容れてあげることです。
本人のメリットを否定されては、誰も、
”うん”
とは言わないものです。
”辛い気持ちを軽くしてあげたい!!”
ということで、愛情をもって接してしいっていただけるといいかと思います。
まずは、食と体重は否定しない、認めてあげる、
そして、気持を聴いてあげるということが大切です。
発症からの経過期間、年齢、本人の考え方によって、対処の仕方は
変わってくるものです。
わからない場合にはお気軽にご相談ください。
また、よくある質問として、
”発症からの経過期間が長いと治らなかったり、時間がかかってしまうのか?”
というものがありますが、
20年経過していても、すぐ治っていく人も大勢います。
個人差はありますが、経過年数が長くても治っていく病気ですので、
そこは諦めないでいただきたいと思います。
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