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たとえ母親から離れても・・・・

たとえ母親から離れても・・・・

たとえ母親から離れても・・・・

2015年10月16日

摂食障害を克服していくための対人関係療法では、

最も重視していくのが、重要な他者である両親や配偶者との関係性や

コミュニケーションのあり方なのですが、

先日も触れたように、困ってしまうケースとして、特に多いのが、

”母親は無理”

といったケースです。



その場合どうしていくのかといえば、人の力に頼らずに、自己信頼を

高めていくという方法を取っていくということでした。

成人すれば、やがて親元は離れていくわけですから、親に頼らずに自立して

いけるのであれば、それはそれに越したことはありません。

ただ、ここで注意が必要のなのは、

人の発達段階として、踏むべき段階をしっかり踏んでいないとバランスが悪かったり、

思わぬところで弱さを露呈してしまったりするというところです。

”母親は無理”ということで、母親から離れ、母親のストレスから解放されたとしても、

基本的な大人の自我が成長できていないと、

結局は同じような問題を繰り返すことになってしまいます。

つまり、母親との間で抱えていた問題が、友人関係で顕れたり、恋人との関係で顕れたり、

職場で顕れてしまったり、特に多いのが、新たに築いた家庭で顕れてしまったりという

ことです。

これは、母親とは限りません。父親との関係での未解決の問題である場合もあります。

まず、そこで大事なのは、そのような問題があるのだということを認識していただく

ということです。

向き合うのが嫌だからといって、逃げていても、

どこかでその問題が露わになって苦労してしまうことになるということです。

では、どうすればいいのか???

というと、一旦、母親からは離れるにしても、

ちゃんとそこにある根本的な問題から逃げずに、しっかりと向き合うということが

とても大切です。

根本的な問題にしっかり向き合い解決してから前に進んでいけば、

のちのち同じような悪いパターンを繰り返し苦労するということはなくなります。

向き合うには、それなりに適した時期というものもあると思いますが、問題が

表面化している時こそ、その時期であるかと思います。

そこから逃げず、タイミングも外さずに問題を解決していっていただけるといいかと

思います。

さて、それでは、その具体的な方法はどのようにしていけばいいのか???

というところについては、

またあらためて紹介していきたいと思います。

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