過食嘔吐を治していく上で、ずっと重要なテーマとしている、
”食べる喜び”と
”痩せていなければ価値がない!”
というなかなか両立することが難しい価値観。
まず、なぜこの2つのテーマに捉われてしまうのかという理由をしっかり押さえていくことが
とても大切です。
それでまず、ここで重要なのが、昨日も触れた、
”バランスがよくて健康的な食事をして、運動すればいい!!”
はずなのですが、
”それが継続的にできない!!”
ま~、それが普通ですから、このことで、
”自分はダメだ!!”
とは思わないでください。 ここで自分責めることはありません。 ごく普通ですので・・・・
継続できずに摂食障害に陥っていってしまうと言うのは、やはりどこかで、
メンタルのバランスを崩しているということです。 昨日の、
”自分にOKが出せていないで、自分がNGの人”
ということでした。
ただ、メンタルバランスを崩すのは、これだけではなくて、とても不安が強かったり、
トラウマを抱えていたり、意識が外に向かい過ぎていたりといったように他にも要因はあります。
ですので、
自分は何でメンタルバランスを崩しているのか???
ということを押さえていくことがとても大切です。
ここで問題になってくるのが、
”自分では、よくわからない!”
それは、メンタルを崩す原因となる出来事が幼少の頃、7歳ぐらいまでに起きていて、
そのあとは、決まった心理パターンやコミュニケーションパターンや行動パターンを
とっていってしまうので、それがあたりまえになってしまい、自分の不安定さに気づか
ないという現象が起きてしまいがちなのです。
よくあるパターンとしては、
”泣いて我儘言ったら怒られた”
”お姉さんがいつも怒られている”
”家族がいつも仲が悪くケンカばかり”
このような状況を幼少の頃に体験して、
”我儘言っちゃいけない”
”怒られないようにいつもいい子でいなければ”
”家族の平和を保つために顔色をちゃんと見て機嫌を損ねないようにしなくちゃ”
といったような信念を抱えてしまうわけです。
そうすると、家族に対してだけではなく、外の世界でも同じ様にしていくことに
なってしまいます。
そうなると、いつも周りの顔色をうかがい、周りに気遣いをして、周りに合わせて、
自分を抑圧して出さないようにしていくようになってしまいます。
そうなると、自分を見失ってしまい、みるみる心のバランスを崩していくように
なっていってしまいます。
特に多くは思春期の頃に限界が来てしまうものです。 社会人になるまで大丈夫な
場合もありますが・・・・・
それで、なぜ? メンタルバランスが崩れると、食への捉われや痩せへの拘り、
が問題になってきてしまうのでしょうか????
ここもまた色々あるのですが、
まず、メンタルが崩れると ”食に捉われる”のは、
食べることで、感情を紛らせる、あるいは麻痺させる、そして満足を感じる事ができる
というスイッチが出来上がってしまっているということです。
摂食障害になりやすい人で、子どもの頃にやや太り気味であった人が実におおいのです。
これは、太っていることによるコンプレックスを大きく抱えてしまっているという大きな影響
も無視できないのですが、それ以前に、
なぜ、子どもの頃に太っていたのか???
というところがとても重要なところです。
子ども頃太っていたということは、太らざるを得ない状況がそこにはあったのではないか????
ということです。
そして、その、太らざるを得ない状況が、様々な制限的なパターンをつくり上げ、
食べることによって、感情を紛らせて、満足を得るというスイッチをつくり上げて
しまっていると言うことです。
これが、食べることに捉われるひとつの理由になっているのではないかと考えられます。
あとは、痩せへの拘りがなぜメンタルバランスへの崩れで起きてくるのか????
ということですが、
簡単に言えば、メンタルバランスが崩れているということは、
自分に自信がなくて、自分にOKが出せない、自分がNG状態なので、
自分が唯一成功できた、
”痩せ”
に捉われてしまうということです。
ここも重要なところで、これでは簡単過ぎますが、
ちょっと長くなってしまったので、つづきはまた・・・・
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