過食の悪いパターンに陥ってしまうと、自分ではその本質が見えなくなって
しまうもの。
ここ数回でその悪いパターンを見てきましたが、
過食に陥って、本当の自分が見えなくなってしまう、
つまり、何がストレスで、何が問題なのかを見えなくしてしまう、
負のスパイラルパターンとして、もうひとつ重要なものがあります。
それは、
”過食ストレスパターン”
です。
これは、過食そのものがストレスとなって悪循環を繰り返してしまう
というものです。
これも結構問題になりやすいもので、
物事の本質を見えなくしてしまうものです。
このストレスは、
”過食してしまったストレス”
と
”過食できない、あるいは過食我慢のストレス”
そして、もうひとつ重要な
”過食の病気が治らない自己否定ストレス”
のスパイラルパターンです。
特にこの病気の自分否定型ストレスであると、すべては過食の病気を治せない
病気の自分が悪いので、過食が治らないと何も解決できないという最悪の負の
スパイラルへと堕ち込んでいってしまうことになります。
過食の症状の悪循環が続くだけで、抜け道がわからなくなってしまいます。
ここで、もう一度しっかり確認しておきたいのは、まず、
過食は、
”病気の症状”
ということ。
だから、症状をコントロールしても摂食障害は治らないのです。
その症状の根本にある本当の問題を解決していかなければならないのです。
だから、症状をコントロールできない自分を責めないでください。
また、病気の自分を責めないでください。
病気は治していけばいいのです。
病気の自分や、病気を治せない自分を責めてもそれは悪循環になるだけで、
責めることによって、何もいいことはないのです。
だから、大切なのは、病気を治すのだと決意することです。
表面的に症状を抑えるのではなく、専門的に根本的な問題解決をするということです。
一時的に人に迷惑や負担がかかるかもしれません。
でも、それは一時的なものなのです。
長い目でみたら、ちゃんと取り組んで治していった方がよほど人の迷惑になって
いないのです。
人は支え合って生きているのですから、必要な時にあなたが支えてあげればいいのです。
だから、甘えたり、頼ったりできる時は、そうすればいいのです。
自分を責めても何もいいことはありません。
大切なのは、ちゃんと治していくという取り組みを、専門的にやっていくことです。
それが、病気の人の大切な役割です。
摂食障害は必ずよくなる病気です。 ただ、完璧に早く治そうと焦らないことです。
まずは、自分が楽に自分らしく過ごせる人生を目指してみてください。
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